服装編1 私服でも良いの?スーツ?@就活初心者に送る内定までの道のり
就活無双の後、大手金融で人事を担当する筆者が
就活初心者が悩まなくても良いのに、悩んでしまう就活時の服装を解説します。
合同説明会(合説)ではスーツ?私服?
最近は、「私服可」とか、やたらと私服を進める合同説明会が増えてきて、かえって就活生を悩ませていますが、
合同説明会はスーツで行きましょう!
私服で行くべきなのは、①私服指定(「私服でお越し下さい」など)の場合や②ベンチャー企業等で会社HPが私服だらけな会だけです。
ではなぜスーツのほうが良いのでしょうか。主な理由は3つです。
①悩まなくて良い
何よりこれが一番です。ただでさえ忙しい就活なのに、朝から服装を考えている暇はありません。
そんなことで悩むぐらいであれば、エントリーシートを書くなり、気晴らしに遊びに行くなりしましょう。
スーツ2着(最低でも、スラックスは2本)を交互に着れば、それだけで良いんです。
②服装で評価は上がらない
説明会は、会社で採用に関わる人が数人いることは間違いありません。
そして、説明会に出席した方に、さらに個別の説明会や面談のお誘いの声がかかることはあります。
が、もちろん「あ、オシャレな人だから面接しよう」なんてことはありません。そこで個性を出すことは、はっきり言って無駄です。他のところで個性を出しましょう。
大体は、学歴が優れているか、OBがいるか、片っ端から声をかけているかです。(極まれに、熱心に説明を聞いていた、鋭い質問をしたとかがあるかもしれませんが、期待する程の確率ではないはずです。)
③ただし、評価が下がる可能性はある
なぜ下がるか?という問題をお話する前に、そもそもなぜ私服を進めてくるのか?を簡単にお伝えします。
もちろん会社によって色々な狙いはあると思いますが、多くの会社は、
そのほうが自由で働きやすい会社という印象を与えられるから です。
決して、皆さんの私服のセンスがあるか見極めたい訳ではありません。
では、折角なのでお言葉に甘えて私服で… といきたいところですが、私服OKとしているのは採用に関わる一部の人が最近の風潮に合わせて決めたルールです。説明会には、決めた人以外にも様々な社員の方が来ます。
そのなかの大半は、「スーツでも私服でもどちらでも良い」と思っていますが、
ときどき、「そうはいってもスーツをきてくるべきだ」
と考えている人が紛れています。
そして、「折角だから私服をきておいでよ」と思っている人はほとんどいません。
だったら最初からそう言えよ!と思う気持ちはわかります。
が、会社には色々な人いて、それぞれの思いがあるので、やむをえないのかもしれません。
では、どうしても私服でいきたいとき
はどうすれば良いのでしょうか。例えばその後に友達と遊ぶとか、スーツをクリーニングに出してしまったとか、そういった場面があるかもしれません。
これはもう
ジャケット+白シャツ+チノパン が無難です
もし寒いときは、白シャツの上にカーディガンでも羽織りましょう。
少しおじさんっぽい恰好かもしれませんが、細見のものを揃えれば、それ程ひどくありません。
しかも、その恰好を見るのはあなたよりおじさんの人たちです。
最後に
スーツを着る理由を書き連ねてきましたが、実際に採用する・説明をする側になると、学生一人一人の服装まで記憶する余裕はありません。
また、説明会をしていた人と、面接や面談をする人は異なるケースも多いので、だらしない私服で行ったとしても、問題ないことが大半です。
実際に、筆者は合同説明会の開催日を忘れ、つい私服(パーカー、Gパン)で参加したことがあります。
そのときは、驚くべ参加者のスーツ率に苦笑しながら会社のブースを巡り、そのなかの1社からは後々内定をいただきました。
ですから、「やっぱり私服にしておけば良かった」とか、つまらない後悔さえうまなければどちらでも良いのだと思います。