tomoyatt’s blog

メーカー(自動車など)、商社、金融(メガ、政府系、生保)、インフラなどから適当に内定をもらい、現在金融マンをしている筆者が送る、不安のない気楽な就活に向けた解説です

就活初心者に送る 内定までの道のり 就職偏差値って意味があるの?合ってるの?

在大手金融で人事を担当する筆者が就活生が悩まなくても良いのに、悩んでしまう事柄を解説します。

ネットで出回る就活偏差値 これってあてになるのでしょうか。その内容と真偽を解説していきます。

 就活偏差値は、意外と的を射ています

就職偏差値は、まず企業の序列を知る上では以外と役立ちます。

次の3つの観点で見る・使うと良いでしょう。

同じ業種で見比べて、難易度を知る

これが最も有効な使い方です。

銀行なら銀行、メーカーならメーカーと、同じ業種のなかで比較して行きましょう。

特に金融など数の多い業種では、例えばメガバンク地方銀行では明らかに受ける層やレベル・学歴が異なります

特に序盤は、自分が受からないであろう と思っても、上位の企業の説明会などに参加したり、面談すると、他の学生の話題や会社の方の説明・質問内容を知り・考えることでレベルアップを図ることにも繋がります。

逆に言えば、業種が異なると比較できないということになりますが、その理由は後程解説します。

 

会った人や、印象を一度客観視するための材料にする

就活をしていると、親近感の沸いたり、頭の良さそうな社員の方がいることがあります。

そういった方と一度お話すると、特にその企業への志望度が上がりがちです。

もちろんそういった印象も重要ですが、その方は多くいる社員の一人でしかありませんし、同じ企業でも社員のレベルや雰囲気はばらつきがあります。

また、企業はできる限り自分の会社を受けてほしいと考えるので、やりがいなどを多少誇張している可能性もあるかもしれません

あまり偏差値の高くない企業が、想定外に素敵に思えたときは、冷静になって他の方と会ってみたり、同じ会社を受けている友人にそれとなく印象を聞いてみたりすると良いでしょう。

説明会や面接日程が重複したときに、どちらを選択するかの判断材料にする 

本当は難易度以外の要素で選択すべきことですが、多くの会社を見て回るなかで、どうしても迷ってしまうこともあると思います。

そんなときは、とりあえず上から順に参加しておきましょう。 

 

 

但し、次の2つの点には注意しましょう。

 

業種毎、企業毎 さらには面接官毎に求めている人物像やスキルは異なる

例えば同じ偏差値に位置付けられている企業であっても、メディア、金融、メーカーそれぞれの求める能力が同じ訳がありません。

会社毎 ももちろんですし、残念ながら面接官も人なので、明るい方を好む人もいれば、落ち着いた人を好む人もいます

個人的には、すべての業種・企業で高く評価されるのは論理的な思考能力のみだと思います。そのうえで、メディア系は高い社交性とそれを裏付ける経歴を重視し、メーカー系は誠実さ…などを重視している印象です。

当たり前のことですが、偏差値の高いところに受かったとしても、それより下の企業に受かる可能性が高い訳ではありませんし、その逆もしかりです。

特に志望度の高い先を決める際の参考にしてはいけない

最も入社したい企業や、それに近い企業を決める際は、偏差値という安直な物差しではなく、事業内容・給料・研修等の体制、社員の印象などなど、できるだけ多くの情報を収集すべきです。

偏差値を意識してしまうと、その他の物差しが歪められてしまう可能性があるため、注意しましょう。

 

簡単にいえば、漠然とした難易度を知ったり、他の判断材料がないときに利用する に留めるのが得策で、真面目に意識しすぎないことをおすすめします。